始まりは一夜の出会いから
「美月、ありがとう。私、新くんともう一度話してみるね」
「うん、頑張りな!」
美月が笑顔でエールを送ってくれたのを見て、早速新くんにメッセージを送った。
«今日、会ってもう一度話したい»
話せばきっと新くんだって分かってくれる。
私は別れないで傍に居たいって我儘を伝えることにする。
𓂃𓈒 𓂂𓏸
現在夜の20時。返事が、来ない。
スマホを眺めてひとまず新くんの部屋の前まで来ている。
普段であれば仕事中でも«俺も会いたいですよ~!»なんて少し浮かれた文面が返ってくるのに、今日に至っては未読無視。
飲みに行ってる線も考えたけどいつまでも待つつもりで、コンビニでお酒を購入して新くんの部屋のインターホンを鳴らしてみた。
その際私の姿を見られると、出てこないかもと思ってカメラに写らない様にしゃがみこんで、そのまましばらく待った。
出てくるまで時間が掛かったけど、少し経って、玄関先から音が聞こえるとガチャっと扉が開く。その時を待っていたかの様に私はドアを思い切り掴んで顔を覗き込ませた。
驚いている新くんに、にっこりと笑みを浮かべて見せる私。
「えっ」
「来ちゃった」
何となくドスが効いた声になった様な気がしなくもないけど、そう言うと新くんは少し観念した表情になって「どうぞ」と私を中に招き入れる。
部屋の前で待たずに済んで本当に良かったと思う。
「うん、頑張りな!」
美月が笑顔でエールを送ってくれたのを見て、早速新くんにメッセージを送った。
«今日、会ってもう一度話したい»
話せばきっと新くんだって分かってくれる。
私は別れないで傍に居たいって我儘を伝えることにする。
𓂃𓈒 𓂂𓏸
現在夜の20時。返事が、来ない。
スマホを眺めてひとまず新くんの部屋の前まで来ている。
普段であれば仕事中でも«俺も会いたいですよ~!»なんて少し浮かれた文面が返ってくるのに、今日に至っては未読無視。
飲みに行ってる線も考えたけどいつまでも待つつもりで、コンビニでお酒を購入して新くんの部屋のインターホンを鳴らしてみた。
その際私の姿を見られると、出てこないかもと思ってカメラに写らない様にしゃがみこんで、そのまましばらく待った。
出てくるまで時間が掛かったけど、少し経って、玄関先から音が聞こえるとガチャっと扉が開く。その時を待っていたかの様に私はドアを思い切り掴んで顔を覗き込ませた。
驚いている新くんに、にっこりと笑みを浮かべて見せる私。
「えっ」
「来ちゃった」
何となくドスが効いた声になった様な気がしなくもないけど、そう言うと新くんは少し観念した表情になって「どうぞ」と私を中に招き入れる。
部屋の前で待たずに済んで本当に良かったと思う。