「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
部屋にいるのは、クラル様とルーチェ、そしてモンスターから聞いてたギルバートさん。

「……本当にルーチェが2人いるんだな」

ギルバートさんが、僕を見つめる。

「さっき話した出来事は、昨日の話だよ」

「へぇ……そうだ、クラル。聞いて欲しいんだが」

「なになに?」

なんて、仲良さそうにギルバートさんとクラル様は話し出した。……あれ?

ルーチェに目を向けてみれば、ルーチェは微笑んでる。……ん?

「……ルーチェ、ルーチェ」

ルーチェに近づいて、僕はギルバートさんとクラル様を見つめるルーチェの服の裾を引っ張った。

ルーチェは、どうしたの?と言いたげに僕を見る。

「……あの2人……仲良いね?」

「え?いつもあんな感じだけど……そっちは、違うの?」

ルーチェの問いかけに、僕は首を横に振った。

「仲良いのか悪いのか分からない感じだね。良く言い合いをしてるね」

そう返すと、今度はルーチェが驚いたような顔を見せる。

「あの2人が、言い合い……想像がつかないな」

「あの2人があんなに仲良いなんて、こっちも想像が付かなかったけど!?」

関係性が違ったりして、なんて思ってたけどさぁ……。

「……と、ここに来たのは……雑談をしに来たわけじゃねぇんだ」
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