「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
「うっわ……すごい瘴気だ……」

庭に出て、僕はモンスターの放つ瘴気の量に思わず後ずさってしまう。モンスターの近くにいるクラル様は、結構しんどそうだ。

周りを見てみると、アーサーとティム……そして、ルーチェまでもがしんどそうにしてる。

……これ、呪具の影響による暴走か?……というか、あのモンスター……どこかで見覚えが……それよりも、クラル様を助けないと。

モンスターは、クラル様に襲いかかろうとしていた。

間に合え……ッ!!

「――」

走りながら背負ってた杖を手に撮って、僕は詠唱を始める。モンスターとクラル様の間に入って、僕は防御魔法を展開した。

巨大な紫の光を放つ魔法円が、モンスターの攻撃を受け止める。

「……ルーチェ……」

しんどそうなルーチェの声が、耳に届いた。

「下がってて。多分、今はまともに動けるのは僕しかいない」

「……ルーチェは、平気、なの……?これ、呪いの影響……でしょ?呪い耐性の高い、僕でも、大丈夫じゃ、ないのに……」

一言「大丈夫」と返すと、防御魔法を解除すると同時に攻撃魔法をモンスターに向かって放つ。

それをモンスターは避けた。

『……もしかして、あなた……呪具使い、ですね?』
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