「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
いずなは『え?』と予想通りの反応をした。その反応を見て、僕はふっと笑ってみる。

『……あなた……もしかして、クロウディア家の――』

「おっと。それ以上は、駄目だよ」

僕は、いずなに向かって魔法を放った。それを、いずなはそれを避ける。

その瞬間。

僕にとって、聞き覚えのある綺麗な音色が響き渡った。僕の世界にいるティムが持つ「解呪の笛」の音だ。

周りに漂ってた瘴気が徐々に消え、いずなは『クロウディア家の者よ。またどこかでお会いしましょう』と言い残して消えてく。

音色が止み、僕は辺りを見渡した。だけど、僕の知るティムはいない。

そして、ルーチェの姿も消えていた。
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