「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】
「……何のために?兄さんのことだ。何か企んでんでしょ?」

「そうだね……少し、考える時間をあげよう。いずな、行くよ」

それだけ言い残して、ノエルさんといずなは消えてく。

「……ルシ兄」

説明を求める、と言いたげに皆はルシフェルさんを見つめていた。

「……ノエル兄さんは、俺とルカの血の繋がった兄なんだ」

そう言って、ルシフェルさんは振り返って僕らの方を見る。

「……僕と、ルシ兄の……?」

「そう。確か、パラレルワールドだと俺とルカの2人兄弟だった……よね?」

ルシフェルさんの問いかけに、ルカさんは頷いた。

「ルカから見て、パラレルワールドの俺らは3人兄弟なんだよ。俺は真ん中で、ルカが1番下だね。ノエル兄さんはさ、暴言がすごくって……よくルカにキツく当たっていてさ。その度に、俺が間に入っていた。俺が1人でも稼げるようになったタイミングで、ルカと一緒に実家を出て、実家から遠く離れた場所で2人で住むようになったんだ」

ルシフェルさんは、過去を話してくれる。重い空気が、辺りを漂った。

「……兄さんは、本当に何を企んでいるんだ……」

そう言って、ルシフェルさんは視線を地面に落とす。
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