奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「……ディーデリック様。ドミニク様というのはどんな人ですか? 何を作ろうとしているのか、わかりますか?」
「どんな? 野心家だが仕事熱心という印象だろうか……だが、高度な素材を使いたがる傾向はあるかもしれない。何を作ろうとしているのかまではわからないが」
「……あの人は野心家も野心家ね。私を、皇宮から追い出したのは彼だし」
とんでもない発言をシャリーンがする。その点についてはまったく聞いたことがなかったので、エリュシアは驚いた。
驚いたのはエリュシアだけではなかったようだ。ディーデリックもトーマスも、シャリーンの顔を見つめたきり、次の言葉が出てこないようだ。
「それは、どういう……?」
「私が目障りだったのかもしれませんね。彼は、私には貴重な素材が回ってこないようにしたり、私が完成させた魔道具に細工をして、失敗作に見せかけたりしたのです」
「だが、なぜ、そのようなことを……?」
「……私の方が、宮廷魔道具師長に評価されていたのが気に入らなかったのでしょう……推測でしかないけれど」
と笑ったシャリーンは、過去のことはもうすっかり吹っ切れた様子だ。
「どんな? 野心家だが仕事熱心という印象だろうか……だが、高度な素材を使いたがる傾向はあるかもしれない。何を作ろうとしているのかまではわからないが」
「……あの人は野心家も野心家ね。私を、皇宮から追い出したのは彼だし」
とんでもない発言をシャリーンがする。その点についてはまったく聞いたことがなかったので、エリュシアは驚いた。
驚いたのはエリュシアだけではなかったようだ。ディーデリックもトーマスも、シャリーンの顔を見つめたきり、次の言葉が出てこないようだ。
「それは、どういう……?」
「私が目障りだったのかもしれませんね。彼は、私には貴重な素材が回ってこないようにしたり、私が完成させた魔道具に細工をして、失敗作に見せかけたりしたのです」
「だが、なぜ、そのようなことを……?」
「……私の方が、宮廷魔道具師長に評価されていたのが気に入らなかったのでしょう……推測でしかないけれど」
と笑ったシャリーンは、過去のことはもうすっかり吹っ切れた様子だ。