君が大人になった時、もしまだ俺のことが好きだったなら・・・
【 誤解・小林】
「浅倉先生っていったかしら?」
私の足元に紙袋を置いたお母さんは中からタオルや着替えを出して備え付けの棚の中に片付けていく。
「うん」
「浅倉先生って、副担任の先生?」
「違うよ、数学の先生」
弟は丸椅子を出して座って、携帯を確認していた。
暇そうな弟に広げていた教科書とノートをまとめ、テレビの横に置いてもらうよう頼む。
「この前いらしてお話したのが担任の先生だったわよね?」
「そうだよ」
「・・・ああ!バレーのコーチとか?」
「違う。コーチでも監督でもないし、ただの学校の先生だって」
「そうなの・・・先生、よくお見舞いに来てくださるの?」
タオルを渡され、私は枕に巻いていたタオルを交換した。
「うん、数学とか他の教科も聞いたら教えてくれるよ」
「なあ、なんでただの学校の先生がどうしてここで勉強教えてんの?」
「それは、・・・・なんでだろ?」
「分かった!ねーちゃんの彼氏だろ!?」
弟がへらへらとからかう様に笑った。
「はあ!?違うからッ!!」
一瞬で顔が熱を持った。
「マジか!?顔、真っ赤じゃん!!」
「違うから!あんたが変なこと言うからでしょ!」
姉弟でぎゃあぎゃあ言っていると、お母さんが弟を小突いた。
「ああ、もう!あんたはちょっと黙ってなさい」
「ええええー、なんでだよぉ」
「ほら、売店に行って3人分のジュースと何かおかし買ってきて」
「はあーい」
弟が病室を追い出された。
ふと見えた隣のベッドはおばちゃんもお孫さんたちも姿を消していた。
私の足元に紙袋を置いたお母さんは中からタオルや着替えを出して備え付けの棚の中に片付けていく。
「うん」
「浅倉先生って、副担任の先生?」
「違うよ、数学の先生」
弟は丸椅子を出して座って、携帯を確認していた。
暇そうな弟に広げていた教科書とノートをまとめ、テレビの横に置いてもらうよう頼む。
「この前いらしてお話したのが担任の先生だったわよね?」
「そうだよ」
「・・・ああ!バレーのコーチとか?」
「違う。コーチでも監督でもないし、ただの学校の先生だって」
「そうなの・・・先生、よくお見舞いに来てくださるの?」
タオルを渡され、私は枕に巻いていたタオルを交換した。
「うん、数学とか他の教科も聞いたら教えてくれるよ」
「なあ、なんでただの学校の先生がどうしてここで勉強教えてんの?」
「それは、・・・・なんでだろ?」
「分かった!ねーちゃんの彼氏だろ!?」
弟がへらへらとからかう様に笑った。
「はあ!?違うからッ!!」
一瞬で顔が熱を持った。
「マジか!?顔、真っ赤じゃん!!」
「違うから!あんたが変なこと言うからでしょ!」
姉弟でぎゃあぎゃあ言っていると、お母さんが弟を小突いた。
「ああ、もう!あんたはちょっと黙ってなさい」
「ええええー、なんでだよぉ」
「ほら、売店に行って3人分のジュースと何かおかし買ってきて」
「はあーい」
弟が病室を追い出された。
ふと見えた隣のベッドはおばちゃんもお孫さんたちも姿を消していた。