ドキドキ☆秘密の寮母さん!?
「ほな、ボチボチ宿に帰ろか。彼方、鈴奈ちゃん足挫いてもてるからおんぶしたって。」



あっ…、そうだ。


あたし足挫いてたんだった。



「鈴奈、マジでどんくさいな。」


彼方クンが笑いながら言う。



「うっ…。そ、そんなことないもん。」


「そんなことあるんだろ。ほら、背中に掴まれ。」


「ごめん、お願いします。」


あたしは大人しく彼方クンの背中に掴まった。




「ほな、宿に向けて出発進行やぁ!」




あたし達は、健二さんを先頭に小屋を後にした。



なんだか、この小屋では色々ありすぎちゃったな…。



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