この命のすべてで、君を想いたい
6章 限られた時間の中で

穏やかな日々

空とやり直すと決めてからの日々は、
思っていたより静かで、穏やかで、そして少しだけ怖かった。




『……空、今日早くない?』



「学校早退した、早く会いたくて」



『また無理してる……』




「無理してないよ。雫のとこ来たいだけ」




そう言って、

当然みたいに私のベッド横の椅子に腰かける空が、

なんだか可笑しくて、
嬉しくて、胸がきゅっとなる。



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