この命のすべてで、君を想いたい
朝ごはんを並べ、二人で小さなテーブルに座る。


ホットコーヒーの湯気と、焼き立てのパンの匂い。


窓の外には冬の柔らかい日差しが差し込み、朝の時間はゆっくりと流れる。



「……今日も一緒に過ごせるね」


『うん……空と一緒だと、毎日楽しい。



『それに、なんだか安心する』


いつしか言えなかった言葉を雫はしみじみと言い出す。


空はその言葉に微笑み、手を伸ばして雫の手を握る。


小さな手のぬくもりが、二人の距離をさらに近づける。


食事が終わった後も、二人は少しリビングでまったりする。


空は雫の肩に軽く頭を寄せ、雫もそれに応えて体を預ける。


言葉にしなくても、

互いの存在が心地よく、

温かく、

特別に感じられる時間だった。
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