この命のすべてで、君を想いたい
夕食は部屋に運ばれた懐石料理。
二人で向かい合って座ると、雫は初めての料理に緊張していた。


空が柔らかく「食べよう、雫」と促すと、雫は小さく頷き、箸を手にする。



少しずつ、二人で笑いながら食事を楽しむ。


その笑顔が、雫にとって何よりの幸せだった。



食後、お風呂を済ませた雫は少し緊張しながら空に言う。


「…空、今日は一緒の布団に入ってもいい?」


空は微笑み、そっと手を引く。


「もちろん、おいで〜」



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