花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
 なんて言って、固く引き締まった胸のなかに私を抱き締める。
 むせぶような男のぬくもり。湿度。……かぐわしいフェロモンの香り。
 汗の混ざった匂いに男を感じる。……自覚すると、女の中心が疼く。――ああ。

 この男が全部取っ払って私を奥の奥から突き上げて苦しめてくれないだろうか。
 骨盤が壊れるほどに突いて、更に奥を突いて、わけわかんなくさせてくれないだろうか。

 ……なんて。

「う……」
 それそろ限界。ワイシャツ越しの恋生の背に手を回す。いますぐ貪りたい。
 シャツ越しでもインナー越しでもいいから食べさせてくんないかな。
 それとも。股を開いて命じてくれないかな。

 ――貪れ。

 どくどくどく。胸の鼓動が高まる。自分の心臓の音と恋生のけたたましい鼓動が伝わって胸の奥がきゅうきゅう締まる。
 いますぐ抱き締めてよ。
 もっともっと、狂わせてよ。

「じゃあ、……一緒の布団に入る」

 掛け布団をまくると恋生が隣にやってくる。
 そして、私を、ハグする。

「落ち着く……」

 私のうなじに息を吹きかける恋生のぬくもり。
 ほうっ、と頭の芯が溶けていく。

「私も……」
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