花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
気持ちがいい。恋生の膝に頭を預けて、すべらかな彼の手のひらが私の額を包む。じん、と熱くなる。
私――。
「ちょっと、警戒心ほどけた顔するようになったよね」
「うん?」
恋生は私の前髪を弄ぶようにしながら、
「研修ルームで会ったときとは顔が違う」
「あれは、……そりゃ、防御するでしょ。同じ仲間だとはいっても、ライバルなんだよ私たち」
「まぁそうなんだけど。……けど、逆毛立てていても、自分が強くなれるわけじゃないじゃん」
「あれは……」
恋生は鋭い。
段々私がよくなってきているのを分かっていて、敢えて言う。
飴と鞭の使い方を分かっている。
恋生は私の前髪の流れに従って撫でながら、
「花のそういう、一人でばりばり頑張っちゃうところが健気で、……愛おしいんだよね」
流れるように口説き文句が出てくる端正な唇。その赤さにちょっと、照れる。
続いては頭の丸みを確かめるかのように包む。なんだこのお父さん感。
「頑張り過ぎて出来るからなんでもひとりで抱え込んじゃうんだよねえ。うんうん。僕様は花のことちゃんと分かっているから。全部、まるごと、包み込んであげるよ」
私――。
「ちょっと、警戒心ほどけた顔するようになったよね」
「うん?」
恋生は私の前髪を弄ぶようにしながら、
「研修ルームで会ったときとは顔が違う」
「あれは、……そりゃ、防御するでしょ。同じ仲間だとはいっても、ライバルなんだよ私たち」
「まぁそうなんだけど。……けど、逆毛立てていても、自分が強くなれるわけじゃないじゃん」
「あれは……」
恋生は鋭い。
段々私がよくなってきているのを分かっていて、敢えて言う。
飴と鞭の使い方を分かっている。
恋生は私の前髪の流れに従って撫でながら、
「花のそういう、一人でばりばり頑張っちゃうところが健気で、……愛おしいんだよね」
流れるように口説き文句が出てくる端正な唇。その赤さにちょっと、照れる。
続いては頭の丸みを確かめるかのように包む。なんだこのお父さん感。
「頑張り過ぎて出来るからなんでもひとりで抱え込んじゃうんだよねえ。うんうん。僕様は花のことちゃんと分かっているから。全部、まるごと、包み込んであげるよ」