花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
第三章
愛にまみれた日々
「まったくあの子ったら……突然結婚するだなんて。それも二月に挙式するのをキャンセルだなんて。いったいなにを考えているのかしら」
「いいじゃないか。我が息子ながらあっぱれだ。……結局お披露目パーティはするのだから、目的は果たせている」
「でも、あの子ったら……美里香《みりか》さんのことはどうなさるのかしら。まったく、心配だわ」
「恋生の決めたことだ。親がどうこう言うものじゃないだろう? いまはそんな時代じゃない」
「ですけども、やはり、……会ったこともない女性と息子が結婚するというのは……」
「恋生なら週末に連れてくると言っていたぞ」
「……初耳にございますが」
「恋生のことだからちゃんと考えているに違いないさ。……さぁ、あの子のサプライズを心待ちにするとしよう。珈琲でも淹れようか」
天下の神宮寺財閥を取り仕切るキーパーソンであるにも拘わらず、神宮寺光則は自らハンドドリップコーヒーを淹れる。他のことは使用人に任せるが珈琲に関しては頑として譲らない。出社する際にも自ら淹れた珈琲を水筒に入れて持ち込むくらいである。
「いいじゃないか。我が息子ながらあっぱれだ。……結局お披露目パーティはするのだから、目的は果たせている」
「でも、あの子ったら……美里香《みりか》さんのことはどうなさるのかしら。まったく、心配だわ」
「恋生の決めたことだ。親がどうこう言うものじゃないだろう? いまはそんな時代じゃない」
「ですけども、やはり、……会ったこともない女性と息子が結婚するというのは……」
「恋生なら週末に連れてくると言っていたぞ」
「……初耳にございますが」
「恋生のことだからちゃんと考えているに違いないさ。……さぁ、あの子のサプライズを心待ちにするとしよう。珈琲でも淹れようか」
天下の神宮寺財閥を取り仕切るキーパーソンであるにも拘わらず、神宮寺光則は自らハンドドリップコーヒーを淹れる。他のことは使用人に任せるが珈琲に関しては頑として譲らない。出社する際にも自ら淹れた珈琲を水筒に入れて持ち込むくらいである。