花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
「私――恋生とずっと一緒にいられるの?」

 ふわりと花が開くように笑うんだ。私の永遠の王子様は。

「勿論さ。未来永劫、離さない」

 *

「夢みたい。恋生とこうやってくっついて眠れるの……夢だったんだ」

「ふふ。我慢してたからね」

「恋生だって……」と身を起こす私は、恋生の髪を撫で、「毎晩私を置いて帰るのって、本当は辛かったんじゃない?」

「そうだね。……きみが眠るのを毎晩見届けて……」恋生の手が私へと伸びる。私の手を握り返し、「ずっとずっと一緒にいられたらいいのに、って思いながら毎晩花のアパートを後にするんだ。寂しかったよ。寂しすぎて時々夜の東京湾にドライブして、車ごと沈みたくなった」

「あはは。……恋生が死んだら私死んじゃうよ」

「死なない。生きて、生きていくんだ。一緒に」

 あまりに寝心地のいい、キングサイズのベッドに、私たちの愛が転がる。くっつきあって、足を絡ませあって、抱き合って、もう、離れない。離したくないこのぬくもりを。

「花。好きだ。……愛している」

 ぎゅっと私を抱き寄せるあなたは、私の髪に顔をうずめる。「花。……もう、離さない」
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