花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

探れ

 朝は、あなたのキスで目を覚ます。

「行ってきます。僕の眠り姫。ゆっくりおやすみ」

 若くて体力のありあまっている私たちは、夜な夜なエネルギーを爆発させる一方で疲労もし、私は、下手をすると昼まで寝ている。母に、昔から怒られたものだ。朝の弱い私は本当に寝坊助で、いつも遅刻ぎりぎりに学校に行っていた。

 いまは学校じゃない。

 遠慮なく、……あまえる。

 恋生の感触が残った唇に触れ、あの魅惑的な官能を思い返しつつ、睡魔におぼれる。

 男ではないのでMorning Gloryを経験したことはないが。恋生の残すあまい口づけのせいで、朝からどうしようもなくなり目が覚めることもある。そういうときは夜までこらえる。か、無駄に運動なんかしてみる。有酸素運動をYoutubeで見て。

「うーん。……流石に絞らないと……」

 朝顔を洗い、ふとトップスをまくりあげ、自分のウエストの状態を確かめる。……肉、ついてきたな。いかんいかん。恋生なんてばっきばきなのに。あの麗しい貴公子に似合う自分でいたいから……もちょっと運動頑張ろう。おー。
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