彩る世界
「この学校で里奈の事知ってるのは私だけだから…私、絶対心彩を守るから…今度は…絶対傍観したりしない…」


里奈って子は多くの人達を恐怖に陥れて傷つけて支配してきたんだ。


「里奈……絶対許さない!!!」


今も城田くんは苦しんでる。


私が絶対助けるからね!!


「ねぇ、千佳ちゃんはどうしてこの学校に…?」


「第一志望…落ちた」


「そ、そうだったんだ…」


「みんな里奈と同じ高校には行きたくないってバラバラになった。私の選択肢には城田が好きな子…栗原さんっていうんだけど。栗原さんが行った高校かこの学校しか無くて。で、落ちちゃった」


「その二択はキツイ…」


「でも…心彩に出会えたからここに来て良かったと思ってるよ」


「千佳ちゃん~!」


私はまた抱きついた。
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