⁂👑☆『 天からの贈りもの』―― 新しい愛を見つけ、私たちを捨てて意気揚々と家を出ていった元夫が やり直したいと縋ってくるのですが──。今更そんな無茶振りを言って困らせないでください~
58 ◇今更なメール


 真樹夫がいい男になると誓った日から約5年の月日が流れた頃、
実の父親(すぐる)から『会いたくなったら言ってほしい』?
とワケワカメなメールが届く。


「はぁ~、会いたいっていうメールならまだしも、会いたくなったら
言ってほしいなんて、捩れたモノの言いようにもあきれるけどさ。

 何で今なのさ?
 馬鹿じゃないの?
 理解不能だよ! 」


 へぇ~、一度も会おうともしなかった元夫から真樹夫にメールが
きたらしい。

 それも妙ちくりんな内容のメールが。


「ほんとにね、何で? 今頃だわね」


「母さん、俺母さんに言ってないことがあるんだよね」


「えっ! もしやぁ~ナニナニそれっ……まさか彼女を妊娠させたとか?
 やめてよぉ~まだばあさんになりたくないからねぇ~」



「や・め・ろ!
 俺っちはまだ子供なんだから。
 その辺の馬鹿オヤジと一緒にしないでくれよぉ~そうじゃなくて。
 俺、実は1年生の頃に親父にはがき出してるんだよね」


「へっ、まじっ? 」


「マジマジ……」(恥)


「顔を赤らめて語るとは、まじだったのねぇ~」



「返事来んかった。
 泣いたすよ、僕チン」


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