君の姿が変わっても....
校舎に入り、下駄箱前に貼られているクラス表を確認する。

「ぇ....」

自分を疑い、目を擦って再度確認する。

しかし、結果は同じであった。

こんな奇跡が起こるものなのだろうか....。

私、イスズ、ライカ、アイン君、そしてショウまでもが同じクラス。

信じられない....。

まるで宝くじで一等を引いたかのように強運な出来事である。

それぞれ感情を抑えられず、その場で喜びを分かち合った。

そのため通りかかった先生に注意されたが、悪い気はしなかった。






私は高揚した気分に身を任せ、自分の教室である1年2組のドアを開けた。

「....」

勢いよく開けてしまったため、一斉に大勢の視線を浴びた。

唖然とした表情、睨みつけるような視線、数人で嘲笑っているクラスメイトなど目が入る。

本当に私は初日で遅刻をしてしまったんだ....。

恐らく私達の第一印象は、「普段遅刻する怠け者」であろう......。

あぁ....後悔の気持ちが一気に積み重なった。

「6人とも、何か先生に言うことはありますか?」

先生がまるで、怒りを堪えているかのような低い声で質問してきた。

確かに私達は、遅刻しているにも関わらず、無言で教室に立ち入った。

言いたいこと....。

それを形にしようと頭を回転しようとした時

「先生、何か怒ってる....?」

イスズが耳元で囁いてきた。

「....何言ってるの....?そりゃそうだよ....」

「でも私たちはなりたくて遅刻した訳じゃない」

「それが通じたら、こんな注目を浴びることないと思うよ....」

私は呆れ気味に返した。

「先生おはよう!」

「今挨拶したら先生の怒り爆発するよ!?」

イスズよりも言ってはいけない言動を口にした。

空気が読めないのだろうか......。

逆に恐怖を抱いてしまう......。


また、今度はアイン君が微笑んだ。

「3人はとても面白いですね。とても興味深いと言いたい所ですが、早急に謝罪をした方が身のためだと思いますよ?」

「あっうん....」

口々に話すからタイミング掴めなかっただけなんだけど....。

私は唇を尖らせた。

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