気まぐれ王子と召使い
メンタルゆらゆら


月曜日の朝。

いつも通り朝早く起きて、いつも通り朝御飯とお弁当を作る。

しかし、今日は久しぶりにお弁当を二つ持って学校に登校する。

勿論世那とは今も喧嘩中だが、話したいことは山ほどあるんだ。




「おはよう、世那さん」


「……」


こちらを見るまでもなく、聞こえてない振りを決め込んでいる。
いつまで拗ねてんだと思いつつ、お弁当を世那の机に置いてあげると、世那は煩わしそうに私の方を横目で見た。



「おい、要らねーっつってんだろうが。早くこれどかせよ」


「まぁまぁ……そんな怒んないでよ。もう仲直りしましょうよ、ね?」


「…なんでお前とわざわざ仲直りしてやんなきゃいけないわけ?俺になんのメリットがあんの?」


「そう言ってるけど、金曜日に私が心配だからってわざわざ甲斐君に尾行するように頼んだって聞きましたよ、世那さん」



私がそう言うと、ビキッと世那が硬直した。


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