気まぐれ王子と召使い
「分かったよ、世那。説教はやめる!夕香里ちゃんも話題変えようぜ、世那の機嫌がこれ以上悪くなったら大変だからさ」


「う〜ん……」


「あ、そう言えば丁度面白そうな噂を聞いたんだよなー。なんとこっちは教師と生徒の禁断の恋!」



世那がピクリと反応する。

世那は昔から人間関係のドロドロした昼ドラみたいな話好きなんだよなぁ…



「……ふーん?」


「なんでも2組の霧島琥珀が生物の西宮センセーと付き合ってるって話!」


「……えっ!?琥珀君が!?」



思わず世那の方をバッと振り向くと、既に口角を上げ、面白そうにニヤリと笑っていた。


霧島琥珀。
ふわりとした髪に透き通るような白い肌。
大きく美しい瞳は男女関係なく、思わず虜になってしまう。

まぁ、れっきとした男なんだけど。


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