気まぐれ王子と召使い


「なんと!あの桜木先輩に新しい恋人が出来たんだ!それも俺らと同じ二年生のやつ!」


「……はぁ〜?お前、そんなどうでも良い話題持ってくんじゃねーよ」



結果、世那ウケはそこまで良くなかったみたいだ。

あんなに世那のことが好きだったのに、桜木先輩ももう心を入れ替えたのだろうか?


「えっ、世那は気になんないのかよ?あの桜木先輩がこんな早く彼氏作ってんだぜ??」


「どーでも良いよ、そんなの。俺の"お古"と付き合ってる奴に興味なんか湧かないね」


「世那君、言い方……」



流石にあんまりな言い方だ。

非難の眼差しで世那を見ようにも、世那は気にも止めてないようだ。



「世那って本当淡白だよなぁ……俺なら元カノが誰と付き合うか気になるんだけどなー」


「俺はお前ら凡人とは生き方が違うんだよ、なぁ召使い?」


「世那君は特殊だからね〜、色々と…」



世那に世間の常識を当てはめてはいけない。

甲斐君はガッカリとした様子だったけど「次は絶対世那が気に入る話持ってくるわ!」と意気込んでいるようだった。



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