運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 会場に到着したのは、開宴の少し前だった。
 ホテル最上階へと続くエレベーターの扉が開いた瞬間、そこには別世界が広がっていた。まばゆい光を放つシャンデリア、高級感あふれるカーペット、そしてフロアいっぱいに広がる華やかな空気。

 これが世界的企業・朝倉グループの創立記念パーティーだと思わずにはいられなかった。
 会場はまさに贅を尽くした空間だった。ハイセンスなインテリアに囲まれ、シャンデリアがまばゆい光を放っている。形式は立食ながら、シェフたちが目の前で華やかな料理を仕上げており、舞台袖では演奏家たちが美しい音楽を奏で、優雅な雰囲気を演出していた。

 その場に、優希くんに手を取られて足を踏み入れた瞬間、周囲の視線が一斉に私に向けられたのがわかった。
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