運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 琴音の叫び声に、男たちもさすがに躊躇の色を見せた。だが次の瞬間、優希くんが素早く動き、一瞬で相手を叩き伏せると、結菜を力強く抱きしめた。

「優希、ごめんね……」
 お母様も解放され、私は急いでふたりのもとへと駆け寄った。
「大丈夫ですか? 私のせいで申し訳ありません」
 涙混じりに謝罪をすると、彼女は「大丈夫、大丈夫」と笑顔で答えてくれた。

「あんたたち、何してるのよ!」
 そんな光景に地団駄を踏んで暴れる琴音を、父は呆然と見つめていた。

「誰の子かわからない、だって?」
 そのとき、静かに――凍りつくようなほど低い声が響いた。

「それは、どの口が言った?」
「は?」
 琴音は問われた意味がわからないのか、なおもほの暗い視線のまま優希くんを見据える。

「結菜は、俺と晴香の大切な娘だ!」
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