運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 パーティーが終わり、私はおじい様たちがいる部屋に伺っていた。今日はこのホテルに泊まるそうだ。
 広いスイートルームのリビングの大きなソファに、お父様とお母様も一緒に座っている。
 優希くんはそこに腰を下ろそうとしたが、私はそんな気にもなれず、立ったまま頭を下げた。そんな私を見て、優希くんも頭を下げる。

「今日は本当にお騒がせいたしました。私の家族のことでご迷惑をおかけしました」
 きっとこのことは面白おかしく、マスコミにも報道されるかもしれない。
 あの場をおさめるために、許す言葉を言ってくれたのかもしれない。
 そんな思いでいると、おじい様は、ゆっくりと立っている私たちに向かって「座りなさい」と声を掛けた。
 改めて腰を下ろすと、おじい様はジッと私を見据えた。

「晴香さん、孫が本当に迷惑をかけた」
 静かな謝罪に、私は目を瞬かせた。
「いえ、そんな、とんでもありません」

 慌てて否定をすると、おじい様は優希くんに視線を向けた。
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