勇者に婚約破棄された魔女は、魔王に婚約を申し込みに行きました。 ~かつて最恐と呼ばれた魔女の封印は、無知な勇者が解きました~
「何故そんなことをさせるんだ」
「もしや、国王陛下から聞かされていないのですか?これは婚約の証です。婚約者であるライアン様に外していただかないと、本当の意味で婚約破棄の成立を示すことができないのです」
「し、知っているさ!! 婚約の証な!! い、今思い出した!」
さて、簡単に騙されてくれるプライドだけは一人前の勇者様を騙せたことだし、あとは最後まで静かにしておこう。
この装飾品は、婚約の証なんかではない。本当は、
「わかった。それで、お前が俺の元から去ってくれるなら、構わない」
ライアンは、ためらいなく、ジアンナの装飾品に手を伸ばした。まずは両手首につけられた装飾品、次に両足首に付けられた装飾品。
クレアも信じ込んでいるようで、外されていく装飾品を見て、段々と笑みを深くしていく。有名人で、皆のあこがれの的である勇者を婚約者から奪うことができて、嬉しいのだろう。
(ああ、私も嬉しいわ。ようやく……ようやく、、)
ライアンがチョーカーを外した瞬間、まばゆい光が室内を包み込み、ライアンとクレアの視界を奪う。
「ぐっ、、」
「きゃあああ!!」
目を閉じても届く強い光に、2人は呻く。その中でただ1人。ジアンナは笑っていた。
「もしや、国王陛下から聞かされていないのですか?これは婚約の証です。婚約者であるライアン様に外していただかないと、本当の意味で婚約破棄の成立を示すことができないのです」
「し、知っているさ!! 婚約の証な!! い、今思い出した!」
さて、簡単に騙されてくれるプライドだけは一人前の勇者様を騙せたことだし、あとは最後まで静かにしておこう。
この装飾品は、婚約の証なんかではない。本当は、
「わかった。それで、お前が俺の元から去ってくれるなら、構わない」
ライアンは、ためらいなく、ジアンナの装飾品に手を伸ばした。まずは両手首につけられた装飾品、次に両足首に付けられた装飾品。
クレアも信じ込んでいるようで、外されていく装飾品を見て、段々と笑みを深くしていく。有名人で、皆のあこがれの的である勇者を婚約者から奪うことができて、嬉しいのだろう。
(ああ、私も嬉しいわ。ようやく……ようやく、、)
ライアンがチョーカーを外した瞬間、まばゆい光が室内を包み込み、ライアンとクレアの視界を奪う。
「ぐっ、、」
「きゃあああ!!」
目を閉じても届く強い光に、2人は呻く。その中でただ1人。ジアンナは笑っていた。