キミの気持ちに気づく瞬間
第3話 告白するしないするしないするしない……
毎朝家を出ると真っ先にするのは、花弁の多い花を探すこと。
あった、あった。
今日こそ告白する、しない、する、しない……
歩きながら、花びらを1枚ずつ丁寧にちぎっていく。
次で最後だ。
告白、する。
奇数枚だったらしい。
それは困る。
だって今日は、なのか今日も、なのか……
いずれにしても心の準備ができていないから。
でもまだ大丈夫。
こういうときは、鈴木さん宅の犬が起きていたら告白する、寝ていたら告白しない、ということにしている。
鈴木ココちゃんは朝に弱い。だらんと眠っていることが多い。
……ええっと、ココちゃんは……
寝そべっているものの、目はうっすら開いていた。
たとえ目が覚めていても、閉じておいてくれればよかったのに。
そうしたら、告白しないことにできていた。
あった、あった。
今日こそ告白する、しない、する、しない……
歩きながら、花びらを1枚ずつ丁寧にちぎっていく。
次で最後だ。
告白、する。
奇数枚だったらしい。
それは困る。
だって今日は、なのか今日も、なのか……
いずれにしても心の準備ができていないから。
でもまだ大丈夫。
こういうときは、鈴木さん宅の犬が起きていたら告白する、寝ていたら告白しない、ということにしている。
鈴木ココちゃんは朝に弱い。だらんと眠っていることが多い。
……ええっと、ココちゃんは……
寝そべっているものの、目はうっすら開いていた。
たとえ目が覚めていても、閉じておいてくれればよかったのに。
そうしたら、告白しないことにできていた。