友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
テーブルの上には、3段重ねのアフタヌーンティーセット。
私達を先導してくれたのは、執事さんみたいな男性で、ご実家は大豪邸。
こんな状況に直面して、一般家庭ですなんて言われたら溜まったものではない。
「父さんもいるのか……」
「1人息子にようやく伴侶が出来たんだ。顔を見たいと思うのは、当然だろう」
「品定めをしたかっただけだろ」
「ふん。相変わらず、生意気だな……。一体誰に似たんだか……」
「あら、嫌ですわ。わたくしのせいだとでも言いたいんですの?」
蛍くんのご両親は視線を交わらせ、不敵な笑みを浮かべる。
お母様は長い黒髪が印象的な美魔女と称するに相応しき女性で、お父様はイケオジと言う言葉がぴったりハマりそうな男性だ。
高級そうなスーツの胸元のネクタイを緩める姿が息子によく似ているからか。
少しだけドキッとしながら、緊張の面持ちで名乗りを上げる。
「は、初めまして! 私は……」
「自己紹介は結構ですわ。あなたのことは、こちらで調べさせて頂きましたの。桐川菫さん。年齢は26歳。家族構成は父母姉。麗出版の編集者。担当雑誌は、ルララモード……」
「よ、よくご存知ですね! 説明する手間が省けました!」
「天真爛漫と受け取るか、頭が足りないと受けるかで評価が別れそうな女性ですわね」
私達を先導してくれたのは、執事さんみたいな男性で、ご実家は大豪邸。
こんな状況に直面して、一般家庭ですなんて言われたら溜まったものではない。
「父さんもいるのか……」
「1人息子にようやく伴侶が出来たんだ。顔を見たいと思うのは、当然だろう」
「品定めをしたかっただけだろ」
「ふん。相変わらず、生意気だな……。一体誰に似たんだか……」
「あら、嫌ですわ。わたくしのせいだとでも言いたいんですの?」
蛍くんのご両親は視線を交わらせ、不敵な笑みを浮かべる。
お母様は長い黒髪が印象的な美魔女と称するに相応しき女性で、お父様はイケオジと言う言葉がぴったりハマりそうな男性だ。
高級そうなスーツの胸元のネクタイを緩める姿が息子によく似ているからか。
少しだけドキッとしながら、緊張の面持ちで名乗りを上げる。
「は、初めまして! 私は……」
「自己紹介は結構ですわ。あなたのことは、こちらで調べさせて頂きましたの。桐川菫さん。年齢は26歳。家族構成は父母姉。麗出版の編集者。担当雑誌は、ルララモード……」
「よ、よくご存知ですね! 説明する手間が省けました!」
「天真爛漫と受け取るか、頭が足りないと受けるかで評価が別れそうな女性ですわね」