弱さを知る強さ

少し寝てしまってて目を覚ますと
夕飯が部屋に運ばれていた

お腹は痛くないけど食欲はない

...ガラララ

ご飯に手をつけず横になってると金森先生がビニール袋を持って部屋に入ってきた

「起きた?
飯食ってケーキ食べよう」

「どんだけケーキ食べたいの
いいよ、食べて」

「一緒に食べようよ」

「...」

「とりあえずご飯食べて薬のんで」

「今日当直?」

「うん、だから時間ある時はここにいる」

「仮眠室で休みなよ」

「ここのソファと変わらない」

確かにこの個室にはトイレもお風呂も冷蔵庫もソファもある
いい部屋

こんな個室代払えない...

「俺も飯買ってきたから食べよう
腹減った」

「...」

持っていたビニール袋からおにぎりとコーヒーを出して食べ始めた


「...いただきます」

何も食べないとまたうるさいから少しずつ
食べ始めた

けど...痛い

「...」

「もういらないの?」

「...うん」

まだ1/3も食べてない

悶え苦しむほどではないけどこれ以上食べると嫌な予感する

「俺のおにぎりなら食べる?」

「...いらない」

「んー
飯くわないと良くなるもんもならない」

「今日は勘弁して」

検査もするために絶食してたしいきなり食べるのもきつい

「わかった
明日からしっかり食べて
薬は飲む、寝る前の点滴とお腹少しさわらして」

「...うん」

それからは穏やかにテレビをつけて一緒に音楽番組をみた
私の大好きなアーティストが出てて
そのグループについて熱弁してたら少しひかれた

たださっきまでの私のイライラもおさまり
楽しい時間を過ごせた

カップルになってはじめて楽しい時間を2人で過ごしたかもしれない

その後私は少し勉強して先生も仕事に戻った

22:00
夜、就寝の前にすると言ってた点滴とお腹の触診を待った

が全然こない
忙しいのか連絡もない
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