弱さを知る強さ

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あとは国家試験のみ

ある夜、来週に控えてる模試に向けて
夜通し勉強してたら部屋に先生が入ってきた

「なに?」

「早く寝ろよ」

「まだ寝られない
恭介、ちょっと教えて欲しいところあるんだけど...」

「じゃまず俺の話聞いてくれる?」

「えっ...」

「俺は実習、国試を受けさせるようにしてやるって約束して実習は無事終えたし国試ももう少しで終わる
終わったら看護師になる前に速攻、オペを受けて欲しい」

「嫌」

「それが最初の約束だったはずだけど?」

「覚えてない」

「都合の悪いことになると忘れるんだな」

「...」

「じゃ国試前にオペやるけど?」

「勘弁して」

「国試終わってから発表まで時間あるだろ?
その間にささっとやってしまおう
看護師なってからは入院してオペしてってなかなかタイミング難しいだろうし
痛みが出ないように点滴打ちながら仕事するって大変だぞ
夜勤とかもあるし」

「...」

「夜勤中にお腹痛くなったらどうにもならん」

恭介が言ってることもわかる
今、点滴やめるとお腹痛くなって逆戻りのような気もする

「...痛い?」

「2.3日くらいは痛むけどそんな複雑なオペじゃない
俺もいっぱいしてきた」

「それで完璧に治るの?」

「いや、内服薬は続くし栄養もしっかり取らないとダメなのは変わらない」

「じゃやる意味ない」

「ただ点滴して痛みを抑えることは少なくなると思う」

「...」

「国試終わった次の日にオペ
それから2.3週間入院して完璧にコントロールできるようになったら退院して看護師になる
俺の完璧な計画」

「...」

「いいか?」

「自分でも色々調べてみる」

「うん」

それから金森先生は私の勉強に朝まで付き合ってくれて難しい問題や私の理解ができなかったことをわかりやすく教えてくれた

彼氏でもあり担当医でもあり勉強教えてくれる先生でもある

すごく助かる

7:00

「...ありがとう」

「頑張れよ」

「うん」

金森先生はオールで仕事に出た

私は...気づいたら机で寝ていた




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