魔族の王子の進む道 〜俺様王子が魔王になるまで〜
しばらくして頭が少々冷え、娘の様子を見るため戻ると、部屋の中からは呑気な声で歌が聞こえた。
「のんびりでいいんだよ〜きっと大丈夫〜仲良くいれるよ〜蒼い月(夜)の時も〜紅い月(昼)の時も〜ずっと一緒にいれば〜…⋯♪」
彼が戸を開けると、娘は笑顔ですぐにペコリと頭を下げた。
「おかえりなさい、王子様! 」
「…⋯この城に来て、よくもこのようなところでそのように呑気に歌っていられるものだ」
彼は呆れて言う。
「王子様、歌はお嫌いですか?? 」
そんな娘の呑気な言葉を聞いて、また彼はムキになった。
「そのような事を言っているのではない! いきなり城に連行されたというのに、お前はよくもそうしていられるものだと言っているんだ!! 」
「…⋯あたしを心配してくれているんですか?? 大丈夫です、体力は少しある方なんです! 」
娘は真面目な顔でそう返す。
「心配などしていない、誰が下等なお前のことなど……! 」
「だって、あたしにそんな顔で声をかけてくれたってことは、連れてきてクタクタになってないかな、ってことで心配してそれで……」
「のんびりでいいんだよ〜きっと大丈夫〜仲良くいれるよ〜蒼い月(夜)の時も〜紅い月(昼)の時も〜ずっと一緒にいれば〜…⋯♪」
彼が戸を開けると、娘は笑顔ですぐにペコリと頭を下げた。
「おかえりなさい、王子様! 」
「…⋯この城に来て、よくもこのようなところでそのように呑気に歌っていられるものだ」
彼は呆れて言う。
「王子様、歌はお嫌いですか?? 」
そんな娘の呑気な言葉を聞いて、また彼はムキになった。
「そのような事を言っているのではない! いきなり城に連行されたというのに、お前はよくもそうしていられるものだと言っているんだ!! 」
「…⋯あたしを心配してくれているんですか?? 大丈夫です、体力は少しある方なんです! 」
娘は真面目な顔でそう返す。
「心配などしていない、誰が下等なお前のことなど……! 」
「だって、あたしにそんな顔で声をかけてくれたってことは、連れてきてクタクタになってないかな、ってことで心配してそれで……」