君のとなりで、恋をする

20話 すれ違う距離

──放課後の体育館。


練習が終わり、片付けをしているときだった。


「長谷川、タオル取って」

「はい!」


いつも通り返事をして手渡したけれど――。

そのまま自然に距離を取るように、少しだけ視線を逸らした。

ほんの小さな仕草。

けれど、美月、大和、莉子、そして煌大は気づいていた。



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