君のとなりで、恋をする

22話 静かな決意

──朝の通学路。


少し前を歩く美月先輩と結城先輩。

友達と笑い合いながら並ぶ二人の姿を目にしただけで、胸の奥がじんと痛んだ。


(……やっぱり、特別な人同士なんだな)


数日前の中庭で、美月先輩の気持ちが痛いほど伝わった。

だから私は――引かなきゃいけない。


通学路の先、朝日が街路樹の葉を透かしていた。

風が吹くたびに、光の粒がちらちらと揺れる。

その中で並んで歩く二人の後ろ姿は、まるでひとつの絵のように見えた。



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