君のとなりで、恋をする
──世界が止まったみたいに、ただ結城先輩だけが近くにいた。

どれくらいの時間が経ったのかわからない。

風が少し強く吹いて、制服の裾が揺れる。

遠くでチャイムの音が聞こえた。

世界が動き出したのを感じて、私たちはゆっくりと顔を離した。

その瞳の奥に映る自分が、少しだけ笑っていた。

もう、逃げない。




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