君のとなりで、恋をする

26話 夏の約束

──夏祭りの夜。


浴衣姿の人であふれる参道を、私は結城先輩と並んで歩いていた。

屋台の明かり、金魚すくい、焼きそばの匂い。

どこを見てもきらきらしていて、胸が高鳴る。


「ほら、遅せぇぞ」


人混みをかき分けながら、結城先輩が私の手を強く握る。

繋いだまま離さないその手に、心臓が跳ねた。




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