君のとなりで、恋をする
一方、美月は参道の灯りの中で一人立ち止まっていた。

煌大の笑顔、その隣にいる翠の姿。

胸が締めつけられる。

でも次の瞬間、口元に穏やかな笑みを浮かべた。


(……これでいい。私だって前に進める)


夏の夜風に吹かれながら、凛とした瞳で歩き出した。

遠くでまた花火が上がる。

その光の下で、四人の想いはそれぞれの形でひとつの季節を終えていく。

痛みも、憧れも、恋の始まりも――全部、同じ夏の中にあった。







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