君のとなりで、恋をする
少し離れた場所。

浴衣姿の莉子が、りんご飴を手に微笑む。


「やっとだね」


隣の大和は苦笑しながらも、まっすぐ二人を見つめていた。


(……わかってたよ。結局、翠ちゃんの心はずっと結城さんにあったんだ)


胸の奥が痛む。

でも、その痛みを飲み込むように笑って言う。


「ま、俺は翠ちゃんの味方だから。これからもずっと」


莉子は横目で彼を見て、小さくため息をついた。







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