君のとなりで、恋をする
(……俺、どうしちまったんだ)
いつもなら一日の出来事なんて、眠ればすぐに忘れる。
余計なことを頭に残さず、翌日の練習や勉強に切り替えるのが当たり前だった。
無駄な感情に引きずられないこと。
それは、自分で選んで積み重ねてきたスタイルだった。
キャプテン候補だの、生徒会だの、周りが勝手に騒いでも、流されないように、どこかで線を引いてきた。
なのに今夜は違う。
どれだけ目を閉じても、長谷川の姿が勝手に浮かんできて離れない。