君のとなりで、恋をする
「悪い。借りた」
さらっと返されるボトル。
差し出されたそれを受け取る指が震える。
(ほかにも予備はあったのに――わざわざ、私の?)
頭が真っ白になる。
顔から火が出そうで、目を合わせられない。
自分の胸の音が隣の人にまで聞こえてしまいそうで、怖かった。
「……助かった」
短くそう言って、汗を拭いながら何事もなかったかのようにコートへ戻っていく。
私は、返されたボトルを見つめたまま動けなかった。
⸻
さらっと返されるボトル。
差し出されたそれを受け取る指が震える。
(ほかにも予備はあったのに――わざわざ、私の?)
頭が真っ白になる。
顔から火が出そうで、目を合わせられない。
自分の胸の音が隣の人にまで聞こえてしまいそうで、怖かった。
「……助かった」
短くそう言って、汗を拭いながら何事もなかったかのようにコートへ戻っていく。
私は、返されたボトルを見つめたまま動けなかった。
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