君のとなりで、恋をする
──タイム中。


ベンチに戻ってきた選手たちが一斉にボトルへ手を伸ばす。

結城先輩はスポドリを一気に飲み干し、空になったボトルを軽く振った。


「……なくなった」


その瞬間。

私が抱えていた『予備‐2』のボトルが、ひょいっと消える。


「え――」


気づけば、結城先輩の手の中にあった。

彼は飲み口を少し離したまま、ボトルを傾けて一気に流し込む。

喉が上下するのが、すぐそばで見えた。



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