続・幼なじみの不器用な愛し方
先日、念願叶って石田さん原作の映画の主演を務めることになった時は、しばらく浮かれていて、明美さんにつっこまれていたっけ。


「ほら、2人とも。中戻るぞ。ママにお絵描きしたやつ見せるんだろ」


左手の薬指にお揃いの輝きをつけた手が、わたしの元へと伸ばされた。

2人をひょいと両手で抱き上げて、有斗がリビングへと続く廊下を戻っていく。

窓から差し込んだ西陽が扉のガラスに反射して、柔らかいオレンジ色が3人の後ろ姿を照らし出していた。


「ままー!」

「ママもはやくー!」

「はーい、今行くよ」


有斗と朝陽と凪彩と、それから、新たにわたし達の元に来てくれた赤ちゃんと。

幼なじみから始まったわたし達の物語は、少しずつ姿を変えながら、これからも続いていく。



True end.



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