空色の春
この年齢で、好きになった理由が"わからない"と、小学生がその年齢に合った、ガキっぽい恋してんなぁ〜としか思われないかもだけど…



しょうがなくない?


だって、最低クズ男の事が好きな理由なんて周りの人がわかるわけないから、ついには自分自身もわからなくなっていったんだから。


「そっかぁ〜。きっかけとかあれば、次の恋に
踏み出せるかなーって思ったんだけど…」

「6年I組、なんか誰か良さげな男子居たっけ?」

世奈ちゃんの汚れてない意見に、良さげとか言う言葉使わないで、千花ちゃん…

なんて思ってたら、歩夢ちゃんが学校で配られた名簿を見ていた。

「あゆちゃん、良いの居る?」

「言い方どうにかならない?千花ちゃん」

歩夢ちゃんと千花ちゃんが言い合っていると、
名簿を覗き込んでいた世奈ちゃんが大きく目を見開いて、



「伊藤恋路、は?」


と、言った。




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