I 編む
これだけでも美味しいですよという聡の言葉に、ためしにひと匙口にして明日美は目を丸くした。
ほんのり甘いココナッツ味で炊かれた米に、塩気があるナッツの歯触りが絶妙な取り合わせだ。
もちろんふんだんにスパイスが効いている。
初めて出会う味だった。
続いてやってきたヴェラッパムは熱々で、「あちち」と言いながら指でちぎって口に放りこむ。
ほどよく油気のある生地に練りこまれたスパイスが舌の上で踊る。
ライスもパンもどちらも甲乙つけたがかった。両方頼んだ聡の選択も納得だ。
付け合わせでこの実力なのだから、主役のカレーへの期待は、いやが上にも高くなる。
舟形の深皿に満たされたどろっとしたマトンカレーは、聡の言葉通り容赦なく辛いのを、ライスとヴェラッパムとラッシーで中和しながら食べる。
辛いのだけど美味しくて、挑むように口に入れずにはいられない。
藍色のボウルに入れられたトマトとオクラのカレーは、トマトの酸味が勝った味わいでスパイスの香りを堪能できる一品だった。
ライスはスプーンで、ヴェラッパムは手で食べるので、スプーンと手を交互に使いながら食事をすることになる。
ほんのり甘いココナッツ味で炊かれた米に、塩気があるナッツの歯触りが絶妙な取り合わせだ。
もちろんふんだんにスパイスが効いている。
初めて出会う味だった。
続いてやってきたヴェラッパムは熱々で、「あちち」と言いながら指でちぎって口に放りこむ。
ほどよく油気のある生地に練りこまれたスパイスが舌の上で踊る。
ライスもパンもどちらも甲乙つけたがかった。両方頼んだ聡の選択も納得だ。
付け合わせでこの実力なのだから、主役のカレーへの期待は、いやが上にも高くなる。
舟形の深皿に満たされたどろっとしたマトンカレーは、聡の言葉通り容赦なく辛いのを、ライスとヴェラッパムとラッシーで中和しながら食べる。
辛いのだけど美味しくて、挑むように口に入れずにはいられない。
藍色のボウルに入れられたトマトとオクラのカレーは、トマトの酸味が勝った味わいでスパイスの香りを堪能できる一品だった。
ライスはスプーンで、ヴェラッパムは手で食べるので、スプーンと手を交互に使いながら食事をすることになる。