【第一部完結】転生幼魔女は生き延びたい!~唯一無二の力はナイショだよ〜
『仕方ないわねぇ。アナタがそこまで言うのなら、止めはしませんわ』
「ありがとう、まりあべる!」
『た・だ・し。絶対にアタクシも連れていくこと。寝ている間にひとりでコッソリ探しに行くなんて、許しませんことよ』
「えっ……いいの? わたしは、こころづよいけど、でも……キケンだよ?」
『だったら、ますますひとりで行かせるわけにはいきませんでしょう。アタクシ、これでも武術と剣の腕にはそれなりに覚えがありますの。守ってあげますから、ついてらっしゃい!』
後ろ足ですっと立ち、片方の前足を腰に当てて、もう片方の手で胸をポンと叩いてみせるマリアベル。
同性でおまけに見た目は可愛らしい猫だけど、うっかり惚れちゃいそうなほど格好いい。
「はい! まりあべる、ありがとう! だい、だい、だーいすきっ!」
「わっぷ! ぐっ、ぐぐぐ、ぐるしい……。締まってる、首、締まってますわっ……!」
「え? あぁっ、ごめんっ!」
好きの気持ちが溢れて、抱き締める力が少々強かったようだ。
ハグする腕を緩めると、マリアベルはふぅと息をついた。
それからふたりは目を見合わせ、やるぞと言わんばかりに頷き合う。
「シルフのみんな! さっきのおはなし──」
『もっと詳しく、教えてちょうだいな!』
こうして前世の記憶に導かれし転生幼女は、多くの人の未来を照らすべく、大人たちの知らないところで密かに動き出すのであった。
「ありがとう、まりあべる!」
『た・だ・し。絶対にアタクシも連れていくこと。寝ている間にひとりでコッソリ探しに行くなんて、許しませんことよ』
「えっ……いいの? わたしは、こころづよいけど、でも……キケンだよ?」
『だったら、ますますひとりで行かせるわけにはいきませんでしょう。アタクシ、これでも武術と剣の腕にはそれなりに覚えがありますの。守ってあげますから、ついてらっしゃい!』
後ろ足ですっと立ち、片方の前足を腰に当てて、もう片方の手で胸をポンと叩いてみせるマリアベル。
同性でおまけに見た目は可愛らしい猫だけど、うっかり惚れちゃいそうなほど格好いい。
「はい! まりあべる、ありがとう! だい、だい、だーいすきっ!」
「わっぷ! ぐっ、ぐぐぐ、ぐるしい……。締まってる、首、締まってますわっ……!」
「え? あぁっ、ごめんっ!」
好きの気持ちが溢れて、抱き締める力が少々強かったようだ。
ハグする腕を緩めると、マリアベルはふぅと息をついた。
それからふたりは目を見合わせ、やるぞと言わんばかりに頷き合う。
「シルフのみんな! さっきのおはなし──」
『もっと詳しく、教えてちょうだいな!』
こうして前世の記憶に導かれし転生幼女は、多くの人の未来を照らすべく、大人たちの知らないところで密かに動き出すのであった。