激甘な溺愛は警報級
次は八幡坂。
函館で1番有名な映えスポット、らしい?
「なんっっだこれ、すごい綺麗」
「写真撮ってあげようか?」
「うん!」
大の字になって、片足で立つ。
The青春って感じ。
「絃くんのことも撮りたい」
「なんとなく想像ついてましたっ」
スラックスのポケットに手を入れて、カッコつけてみた。
パシャパシャパシャパシャと聞こえる。
いや連写かーい。
「連写なっちゃった…まあ、絃くんの写真なんて、何枚あっても困りませんからね」
謎理論すぎ。
その次に元町公園に、小休憩がてら寄る。
あの…さほど寝てないので体力が…。
普段の3分の2か4分の3くらいしかない。
睡眠って大事っすね。
ベンチに寄り添うように腰掛け、他のメンバーの様子を観察しつつ休憩。
「花鈴ちゃん達、手繋いでお散歩してるね」
「おー、前進前進」
「んーまあ、多分付き合い歴だけ言えば、私達の方が短いけどね?」
「多分ね」
かくいう俺達は、今は手を繋いでいないけど、シマエナガみたいにきゅっと体を寄せ合っている。
「遥人と綾波さんくっついたら面白いよね」
「絶対ない」
「絶対ないけどー!えなんか、修学旅行でくっついたカップルはいるでしょ」
「そりゃあいるけど、あの2人はない」