激甘な溺愛は警報級

「あと、発熱時は水分補給大事だから、冷蔵庫にスポーツドリンク入れておくよ。好きに飲んでいいし、動くのしんどかったら私でもお父さんでも沙夜でも、頼んでね」

「ありがとうございます、何から何まで…」


少なくともパパさんには頼む勇気ないが!


ママさんが注いでくれたスポドリを啜っていると、片付けが終わったらしい沙夜ちゃんが来る。


「え、何それ」

「スポドリ」

「ああ…」


俺の額に触れてくる。


「まだ熱いね」


家に着いてから、まだ30分くらい。

そんなすぐ下がったら、困らないよ沙夜ちゃん…。


「スポドリを解熱剤か何かだと勘違いしてる?」

「ふっ」


沙夜ちゃんが鼻で笑った。


「家族に連絡は?もうした?」

「まだ…」

「心配してるよ、20時半過ぎても帰ってこないーって」

「ああ…」


もうそんな時間か。

俺はテーブルにコップを置いて、スマホを出す。

あー、母親からのLINEが。


<まだ帰らないの?>
<ご飯冷めるんだけど!>
<先食べる>


不在着信、不在着信。

ミュートにしていたから気付いていなかった。


「黙ってるから、電話しなよ」

「ん」



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