君の事好きになっても良いですか?

*琴音*

さっきの神谷崎高校の男の子に
私、失礼な態度取っちゃったかも。
でも、まさか向こうも私の方見て
くるなんて思わなかった。
偶然だよね……。
隣の女の子、彼女だったらどうしよう
嫌な気持ちにさせちゃってないかな。


「琴音、おい!」


「琴音ちゃん~おーい聞こえてる?」

2人が私の名前を呼ぶ声でわ我に返る。

「あっ!ごめん!何か言ってた?」


「今日、私部活があるから」
「今日は一緒に帰れないって」
「話してたんだよ。」



「ごめん、ちょっと考え事してて」
「話し聞こえてなかった。」



「何考え事してたんだよ。」


「琴音ちゃん大丈夫?」
「悩み事?」


「悩み事の程ではないんだけど」
「今日の神谷崎高校の男の子に」
「失礼な態度取ってしまったのかなって。」
「謝った方が良いのかなって。」



「神谷崎高校の男と関わってんの?!」
「なんで?」



「アキ君実は昨日話してた」
「グループの2人が今日も同じ電車で……。」


千歌ちゃんが一通り朝の出来事を説明して
くれた。


「ふーん。」
「別に気にしなくても良いんじゃね?」
「たまたまだろ?」


「うん。」


「相手もたまたま目が合っただけだろうし。」
「特に意味もないとおもうけど。」


なんか胸騒ぎがする…
俺の気のせいだと良いんだけど。


「それなら良いんだけど。」
「晃、ありがとう!」


「琴音ちゃん、ラーメンのスープ」
「麺に吸っちゃって延びてるよ!」


「はっ!」
「本当だ!早く食べないと。」
「昼休みも終わっちゃう。」


私は、千歌ちゃんと晃に話し
聞いてもらえて心がちょっと
スッキリとした。




放課後

「琴音、帰ろー。」


「あっ、うん!」
「ちょっと待って。」


「琴音ちゃんアキ君また明日!」



「また明日ね千歌ちゃん!」
「美術部ファイト!」


「あぁ、またな千歌。」


私と晃が教室から出ようとした時、
千歌ちゃんは晃を呼び止め
晃は千歌ちゃんのとこに戻る。



「アキ君、はいこれ。」
「くれぐれも私から貰ったって」
「言わないように」
「言ったら千歌ちゃんだけ行けないのは」
「嫌だって言うから。」

そう言って千歌は俺に、フレンドリー
と言うファミレスのクーポンを
渡した。

「琴音ちゃん行きたがってたから」
「連れてってあげなよ♪」



「サンキュー。」



「どういたしまして♪」



「琴音、行こ。」



「うん!」
「千歌ちゃんまたね!」


私は晃と教室を出て校門まで向かう。
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