渋谷少女A続編・山倉タクシー
気にかかるあの女の子
部屋の中でトドと化し豚と化して一日中ゴロゴロとし、人様が汗水垂らして働いている最中も、朝昼晩お構いなくナニに勤しむか、あるいは私の書いた小説類を霊視盗作し、どこかのネット誌に投稿掲載とかをしているのだ。もう間もなくこのアパートのどこか別の部屋に引っ越して来るだろう、もう1組とも合わせ、正真正銘、人間の屑どもであった。だいたいこのアパートは独身者が条件の筈なのだがお構いなく男女で住み、それどころかこの2組以外の仲間のチンピラどもを呼び寄せては〝たまり場〟ともする。その契約違反行為や況や又借りの事実を家主(代行不動産会社)に訴えても、諸氏は信じられないだろうが一切シカトされるのだ。理由は此奴らストーカーどものやらせ元、いわゆるヤクザの親分が不動産・建築及び土木関係の顔役、金満家で、業界や家主たちに至って顔が効くからである。このことは長年に渡る私の体験からハッキリ云えることで、その業界の勝手さ加減、カルテル度たるや嫌悪に堪えず痛憤やる方ない。店子の基本的人権などお笑いでしかなく、賃貸の契約条項など店子次第でどのようにでも変形適用され、無視されてしまうのだ。人間の生活に絶対必要な衣食住、就中「住」がこのように家主側の恣意の儘にあるならば蓋しネットカフェ生活者が増え、ホームレスが増える道理である。この土地や建物などの不労所得者どもが、どれほど日本の実体経済のマイナス要因となっているか、格差の元凶となっているか、いずれ項を変えて論じたいが今は小説の展開に戻ろう。
差し込む鍵穴も開けるドアもつっかえ軋ませながら部屋に入る。目下の流行り病コロナゆえに念入りに手・顔を洗い、うがいをして、こちらもいつものようにインスタントコーヒーを淹れる。6畳1間の畳の上に寝転んでコーヒーを飲みタバコを吹かすがどうにも落ち着かない。あの女の子の顔が目にちらつくのだ。
差し込む鍵穴も開けるドアもつっかえ軋ませながら部屋に入る。目下の流行り病コロナゆえに念入りに手・顔を洗い、うがいをして、こちらもいつものようにインスタントコーヒーを淹れる。6畳1間の畳の上に寝転んでコーヒーを飲みタバコを吹かすがどうにも落ち着かない。あの女の子の顔が目にちらつくのだ。