どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
 婚約を王命だと言っていたクラリスのことだ、ロランが平身低頭謝罪すればきっとすぐに受け入れるだろう。
(どうすればいいんだ。ルイーズは母上から随分と嫌われている。これは予想外だった)

 しかし、さすがに今回王命を聞かなければならないことはわかっていた。
 クラリスのもとへ謝罪に行くことを、まずルイーズに知らせなければならないとロランは思い立ち、王宮の西にある庭園に向かう。
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