どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
「ルイーズ、そんなことはない。たかが学園の成績ではないか。実務はまた違う。それに君がクラリスに劣るわけがない」
 ルイーズにそんな言葉をかけながらも、ロランの心境は複雑だった。
 ロランはルイーズの立場をクラリスより強くしてやりたかった。だから、卒業パーティで婚約破棄を言い渡したのだ。
 ただルイーズの王宮での立場を守りたかった。
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